フィロデンドロン・プルマニー(Philodendron plowmanii)
特徴
見た目
・フィロデンドロンの中でも特に観葉価値が高い種。
・大きなハート型の葉を持ち、葉脈が浮き出て凹凸があり、シルバーがかった美しい模様が入ります。
・葉は厚みがあり、光沢というよりは少しベルベット調の質感を持つことも。
・つる性ではなく、地面を這うように成長する「匍匐型(ほふくがた)」のフィロデンドロンです。
分類
・サトイモ科フィロデンドロン属の多年草。
・南米エクアドル、ペルー原産。
育て方
光
・明るい半日陰を好む。直射日光は葉焼けの原因になる。
・暗すぎると斑が薄くなり、葉の色が冴えない。
水やり
・春〜秋(生育期):土の表面が乾いたらたっぷり与える。
・冬(休眠期):乾燥気味に管理。水の与えすぎは根腐れの原因に。
・湿度を好むので、霧吹きで葉水を与えると調子がよい。
温度
・耐寒性は弱く、最低でも15℃以上をキープするのが安心。
・寒さに弱いので冬は室内の暖かい場所で管理する。
肥料
・春〜秋に液体肥料を2〜3週間に1回。
・肥料が不足すると葉の色があせやすい。
剪定の仕方
基本的に大きく剪定は不要。
傷んだ葉や黄変した葉を付け根から切り取る程度でOK。
株が混み合ってきたら間引いて風通しを良くする。
挿し木で増やすコツ
株分けが一般的。植え替え時に地下茎(匍匐茎)を分けて増やせる。
挿し木(茎伏せ):地下茎の節をカットして土に伏せると発根する。
明るい日陰+高湿度環境で管理すると成功率が高い。
ポイント
美しいシルバー模様と葉の立体感が魅力の高級観葉植物。
高温多湿環境を好むので、加湿・葉水が重要。
成長はゆっくりだが、葉が大きくなると存在感抜群。