フィカス・アルテシマ(Ficus altissima)
特徴
見た目
・葉はやや大きく、厚みがあり、光沢がある濃い緑色。
・葉脈がしっかりとしていて力強い印象を与えます。
・樹形はまっすぐに伸びやすく、インテリアグリーンとして存在感があります。
分類
・クワ科フィカス属の常緑高木。
・原産地は東南アジア。熱帯〜亜熱帯地域に分布しています。
育て方
・耐陰性はありますが、できるだけ明るい場所で育てると元気になります。
・水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与えます。乾燥しすぎには注意が必要です。
・耐寒性はやや弱く、冬は10℃以上を保つのが安心。
・剪定に強く、枝を切ると白い樹液(ラテックス)が出ます。
観葉植物としての人気
・モダンな空間やオフィスに映える観葉植物。
・生長がゆるやかで、シンボルツリーとして置かれることが多いです。
✂ 剪定の仕方
フィカス・アルテシマは成長が早く、樹形が乱れやすいので剪定で形を整えてあげるときれいに育ちます。
適期
・春〜初夏(5〜7月)がベスト。生育が活発なので回復が早いです。
・真冬は成長が止まっているので避けます。
剪定のポイント
伸びすぎた枝:好きな高さでカットすると、そこから脇芽が出てボリュームが出ます。
内向きの枝・込み合っている枝:風通しや日当たりを良くするために間引きます。
切り口:白い樹液(ラテックス)が出ます。かぶれることがあるのでゴム手袋を使いましょう。出てきた樹液は拭き取っておくと病気予防になります。
剪定後の管理
・日当たりと風通しの良い場所に置き、たっぷり水を与えます。
・肥料は2週間ほどしてから与えると、新芽の成長を助けます。
🍃 葉を美しく保つケア方法
フィカス・アルテシマは光沢のある葉が魅力。定期的にケアすることで、ツヤを維持できます。
葉のほこり取り
・週1回程度、やわらかい布で葉を拭く。
・霧吹きで葉水を与えてから拭くと汚れが落ちやすい。
葉水(はみず)
・乾燥すると葉が丸まったり落ちたりするので、特に冬は葉水をこまめに。
・ハダニなどの害虫予防にも効果的です。
日照管理
・直射日光は葉焼けの原因になるため、カーテン越しのやわらかい光がベスト。
・暗い場所だと葉が落ちやすくなるので注意。
肥料
・春〜秋の生育期は、2か月に1回程度の緩効性肥料か、2週間に1回の液体肥料。
・冬は休眠期なので不要。
✨ ポイント
剪定で「高さ」と「枝ぶり」を整える → 樹形が美しくなる
葉のケアで「ツヤ」と「健康」を保つ → 観葉植物らしい存在感が増す